ガラテヤ書をある牧師は信仰者にとっての「北極星」だと表現した。信仰者が人生の航路を定める際に、常に立ち戻るべき方角を示してくれる書簡だからである。そして今日の礼拝は、国立のぞみ教会の宣教開始64周年にあたる。改めてこの書[…続きを読む]
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イースター礼拝「走り出した先に」マタイ28:1-10
「走り出した先に」マタイ28:1−10 今年のイースターは4月20日。これは移動祝日の中でも遅い方である。日付は毎年異なるが、私たちは「今日はイエスさまの復活を祝う日」と知った上で礼拝に集っている。子どもたちは朝から野外[…続きを読む]
250413_「闇に響く主の言葉」マタイ27:32-56
主イエスが十字架の上でただ一度だけ発せられた言葉、「わが神、わが神、なぜ私をお見捨てになったのですか」。これは福音書の中でも最も重く、深く、胸に迫る叫びである。主の周りには「神の子なら降りてこい」と嘲る声が満ちていた。[…続きを読む]
250407_「裏切りのキス、貫かれる愛」マタイ26:47−56
「裏切りのキス、貫かれる愛」 マタイ26:47–56 裏切りは、人の心に深い傷を残す行為である。とりわけ、それが親しい関係の中で起こったとき、その痛みはより深く、悲しみはより大きくなる。イエス・キリストが十字架に向かわれ[…続きを読む]
250330_「私はここにいます」_マタイ25:31-46
イエスが語られた「この最も小さな者の一人にしたのは、私にしたのである」という言葉は、マタイによる福音書にのみ記されたものであり、しかもイエスが地上で弟子たちに語った最後の説教の一節である。その重みは、単なる道徳的教えでは[…続きを読む]