パウロが獄中からフィリピの教会に宛てて書いたこの手紙は、彼の晩年の信仰告白であり、ある意味で人生の総決算ともいえる言葉が綴られている。その中でも今日取り上げるのは、「なすべきことはただ一つ」という言葉である。あれもこれも[…続きを読む]
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250615_「イエスさまがいちばん」フィリピ3:2-9
パウロは投獄され、自らの終わりを見据えつつ、フィリピの信徒たちに向けて手紙を書いている。その中で彼は、「肉を頼りにする者たち」に対して、激しい言葉を用いて警告している。律法を守ることで神に認められようとする律法主義への強[…続きを読む]
250601_「逆境はチャンス? 獄中からの手紙」_フィリピ1:12-30
パウロが獄中から記した「フィリピの信徒への手紙」は、しばしば「喜びの手紙」と呼ばれている。常識的に考えれば、投獄という不自由の極みにある中で「喜び」を語るなど理解に苦しむが、そこにこそ福音の本質があるとパウロは語る。 「[…続きを読む]
250608_「星のように輝く」フィリピ2:1−18(ペンテコステ礼拝説教)
聖霊が降り、教会が生まれたことを記念する「ペンテコステ」である。2000年前、弟子たちに突然、激しい風のような音が響き、炎のような舌が一人ひとりに留まった。聖霊が注がれ、彼らは部屋を飛び出し、異国の言葉で神の偉大な業を語[…続きを読む]
250525_「走っていたのに、誰が邪魔したのか?」ガラテヤ5:2−15
「キリスト者の自由」という小見出しの箇所が朗読されたが、その表現は、宗教改革者ルターの著書のタイトルでもある。キリスト者であるあなたは自由であろうか? 私たちは信仰に生きる中で、「~してはいけない」「~しなければならない[…続きを読む]