パウロは投獄され、自らの終わりを見据えつつ、フィリピの信徒たちに向けて手紙を書いている。その中で彼は、「肉を頼りにする者たち」に対して、激しい言葉を用いて警告している。律法を守ることで神に認められようとする律法主義への強[…続きを読む]
アーカイブ: 説教
250601_「逆境はチャンス? 獄中からの手紙」_フィリピ1:12-30
パウロが獄中から記した「フィリピの信徒への手紙」は、しばしば「喜びの手紙」と呼ばれている。常識的に考えれば、投獄という不自由の極みにある中で「喜び」を語るなど理解に苦しむが、そこにこそ福音の本質があるとパウロは語る。 「[…続きを読む]
250608_「星のように輝く」フィリピ2:1−18(ペンテコステ礼拝説教)
聖霊が降り、教会が生まれたことを記念する「ペンテコステ」である。2000年前、弟子たちに突然、激しい風のような音が響き、炎のような舌が一人ひとりに留まった。聖霊が注がれ、彼らは部屋を飛び出し、異国の言葉で神の偉大な業を語[…続きを読む]
250525_「走っていたのに、誰が邪魔したのか?」ガラテヤ5:2−15
「キリスト者の自由」という小見出しの箇所が朗読されたが、その表現は、宗教改革者ルターの著書のタイトルでもある。キリスト者であるあなたは自由であろうか? 私たちは信仰に生きる中で、「~してはいけない」「~しなければならない[…続きを読む]
250518_「どうして戻るのか?」ガラテヤ4:8−20
福音に出会い、律法ではなくキリストの恵みによって義とされるという喜びに生きていたガラテヤの人々が、再び「律法の行い」に戻っていこうとする姿に対して、パウロは「途方に暮れている」と語る。のぞみ教会の命名の聖句「せん方尽くれ[…続きを読む]