これまで民数記を通して、エジプト脱出後の神の民が荒野を旅する姿を見てきた。民は何度も神への信頼を失い、不平と恐れを口にし続けたが、それでも神は忍耐をもって導かれた。申命記はその続きにあたり、約束の地を目前にしたモーセが4[…続きを読む]
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250727_「授けられた祝福を告げる」民数記23:1−12
先週は13章、12人の偵察隊が神に約束された「乳と蜜の流れる地」カナンを視察し、帰還した場面が与えられた。その後の章には、モーセの指導に対する反乱や、兄アロンと姉ミリアムの死、水を求める民に対してモーセが神の指示に反して[…続きを読む]
250622_「天国市民ランナー」フィリピ3:10-4:1
パウロが獄中からフィリピの教会に宛てて書いたこの手紙は、彼の晩年の信仰告白であり、ある意味で人生の総決算ともいえる言葉が綴られている。その中でも今日取り上げるのは、「なすべきことはただ一つ」という言葉である。あれもこれも[…続きを読む]
250706_「神のペースで歩む旅」_民数記9:15−23
民数記は、モーセ五書のひとつであり、エジプトを脱出した神の民が約束の地を目指して荒野を旅する姿を描いている書である。もともとのヘブライ語の表題は「荒野において」という意味だ。この書は、神の民が荒野で試練の中を旅し、神の導[…続きを読む]
250615_「イエスさまがいちばん」フィリピ3:2-9
パウロは投獄され、自らの終わりを見据えつつ、フィリピの信徒たちに向けて手紙を書いている。その中で彼は、「肉を頼りにする者たち」に対して、激しい言葉を用いて警告している。律法を守ることで神に認められようとする律法主義への強[…続きを読む]